熊本から気ままに山と自転車のブログ

ウォーキング・サイクリング・文化財探訪・山行のこと等を記しています。

山鹿三十三観音霊場27・30・31・32番札所・菊池(市史)吉祥寺観音堂巡礼


山鹿三十三観音霊場27・30・31・32番札所・菊池(市史)吉祥寺観音堂巡礼
2022/5/16(月) 曇/晴

今日の最高気温予報は22°と涼しめ予報に、午前10時からポタリング出る。
目的地は、山鹿三十三観音霊場27番札所円福寺観音堂、30番札所玉泉寺観音堂、31番札所長谷寺観音堂、32番札所尋居寺観音堂、菊池(市史)三十三観音霊場20番札所吉祥寺観音堂を巡礼し、七城町辺田の妙見の樟を見て、泗水町高江の六地蔵を拝する等欲張りの日程とする。

往路は熊鹿ロードを北へ走る。植木町一ツ木辺りだろうかアザミの花(写真1参照)が咲いている。前回通ったときが盛りだったか枯れかかった花もある。
ところで、近頃ノーヘルのライダーが多くなったような気がする。熊鹿ロードは、元単線の鉄道路で広くはないので接触が怖い。20km/hの自転車同士がすれ違えば、40km/hとなりそのスピードは11m/sで接近する。被害者にもなりたくないが、ましてや加害者にはなりたくない。ヘルメットだけは用意してもらいたいと切に思う。


熊鹿ロード伊知坊から合志川堤防を走り中川橋から国道325を横断し鹿本町高橋を目指す。
山鹿三十三観音霊場27番札所円福寺観音堂(写真2参照)を拝する。観音堂は北側に延びた路地の奥に鎮座していて、5月6日のリベンジだった。


御堂右側に、石造の観世音菩薩立像(写真3参照)がある。


標柱説明文(写真4参照)には、「円福寺は有福寺・興福寺と共に高橋の三福寺の一寺で、昔時繁栄したと伝えられている。寺跡に観音堂がある。山鹿郡観音堂三十三ヶ所 二十七番札所 本尊 聖観音(木彫)」とある。


円福寺を後にして、30番札所玉泉寺観音堂(写真5参照)を拝する。御本尊は聖面観音座像のようである。


玉泉寺観音堂を後にして、31番札所長谷寺観音堂(写真6参照)を拝する。


御堂内にある説明文(写真7参照)には「江戸時代の中ごろ、現在(平成の合併以前)の山鹿市に23ヶ所、鹿本郡に6ヶ所、菊鹿町に4か所の観音霊場の札所が出来ました。「山深み長谷寺の春はまた 花も清水も 浄土なるらん」ご詠歌には、あたりの景色が歌いこまれています。緑濃い山すその道を札所をさして歩く。白装束の巡礼の姿を想像してみてください。
ここのご本尊は聖観音(しょうかんのん)さまです。高く結われた髻(もとどり)と垂れ下がった髪、肩から腰への衣のひだの表現など、たいへんつくりのよいお像です。右手はすべての生き物の願いを満足させるという与願印(よがんいん)、左手には人々に心の華を開かせるという蕾の蓮華を持っておられます。
よく見ると、お像が少し前のこうへ傾き加減に立っておられます。これは観音さまが、私たちのほうへ歩き出そうとしておられるお姿を表しています。このような動きのあるお像を行像(ぎょうぞう)といいます。有難いお像です。・・・」とある。


長谷寺観音堂を後にして、32番札所尋居寺観音堂(写真8参照)を拝する。ご本尊は、聖観音座像のようである。ここを折り返し点とする。


尋居寺観音堂を後にして、菊池(市史)三十三観音霊場20番札所吉祥寺観音堂(写真9参照)を拝する。ご本尊は十一面観音菩薩のようである。


吉祥寺観音堂を後にして、七城町辺田の菊池市指定天然記念物「妙見の樟」(写真10・11参照)を見る。


説明板(写真12参照)には、「この樟を「上霍(かみつる)神社」「妙見さん」と呼び古くから「水の神様」として祀り、毎年九月十八日には神事を行っています。樹齢およそ六○○年と言われ幹周り一〇m、樹高三〇m」あまり、幹は高さ五mのところで東西に分かれ、枝の広がりは五〇〇㎡にも及んでいました。しかし平成三年九月の台風で大小の枝を吹き折られ、大きな被害を受けました。昭和十五年八月天然記念物として文部大臣の指定を受けていましたが条例改正により指定を外され、現在は町指定天然記念物として保護されています。
この神木は、祈願をすると雨の恵みが得られることや白蛇が住みついて木の主となっていること、神木のおかげで辺田区内に大火がないこと、などの口伝が残っています。」とある。


辺田の「妙見の樟」を後にして、ブログ「くまもと自転車紀行」にあった泗水町高江の六地蔵(写真13・14参照)を拝する。
現在時刻15時、小野の泉水経由で帰途に就く。


17時前に帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)34km→尋居寺観音堂41km →熊本(自宅)
所要時間7時間(実6時間) 総計75km 走行累計48,457km