的(射)の馬場(いのばば)横穴群
2019/11/15(金) 晴
このところ霜注意報が出るほどに急に寒くなってきた。それでも最高気温予想18°天候は秋晴れ。こんな日は、一日かけてのポタリングに出たいところだが、午後からの所用のため午前中のみのポタリングとなる。
目的地を合志市方面と決め、熊鹿ロードから京町台地を越えて坪井川沿いを北上することにする。今年は表年か?京町台地で鈴なりの柿の木(写真1参照)を見る。
坪井川谷間の秋らしい景観のベストショットは無いものかと走る。やっと一本の紅葉(写真2参照)があった。その後ろのハナミズキは落葉している。
坪井川谷間を北上すると、右手方向の崖地に横穴群(写真3参照)が見えた。崖の下部が削除されたのか、直接観ることの出来る高さではない。写真の横穴奥の東屋が2016/5/7写真の東屋と思うが、位置関係が今一つ自信が無い。確かにこの崖の上は「いのばば」という字名のようだ。
午後から所用の場所まで自転車を走らせ、その後は没する太陽を眺めながら帰宅する。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)16km→合志市中央運動公園18km→熊本(自宅)
所要時間3時間(実2.5時間) 総計34km 走行累計30,130km
的(射)の馬場(いのばば)横穴群
2016/5/7(土) 晴
25度超えの夏日が多くなった。汗をかいて暑さに耐え得る体調を整えたいと思いポタリングに出る。地震で動かなくなったサッシ窓を直そうとして指を切ったので、衝撃が少ないMTBを選択。方向は東部方面にしようと坪井橋まで来たが、渋滞に遭遇しては交通事故の確率も上がると考え、左折して坪井川沿いを北上することにする。夏目漱石旧居前(写真1参照)を通る。地震の影響か休館になっている。
八景水谷「水の化学館」横の坪井川河川敷に鯉のぼりが、空に映える。地域の有志の方の力作か?道路端に、一際色鮮やかなニワゼキショウの群落(写真2参照)が咲く。
井上横穴群の少し手前の坪井川東側に形の整った横穴が見えたので立ち寄ってみる(写真3参照)
大きい方の横穴(写真4参照)は、家形の天井に腰壁のある形状。竪穴式住居を模したものか?初めて見る形だが、見事な仕上げの造形と思う。奥に屍床がある。
小さい方の横穴は、コの字形に屍床がある形(写真5参照)。西都原古墳群の地下式横穴墓にも切妻形天井があるという。関連性があるか?あると仮定すれば、ここは熊曽於族の文化圏ということになる。横穴古墳が熊曽於文化圏、勢力圏とすれば、鬼の岩屋古墳のある山鹿市「熊入」の地名が納得できる。
柵で囲われた場所(写真6・7参照)にも、3基の横穴が見えた。柵内のものは、いずれも改変されている。文化遺産がこのような状況で改変されていくのを目にするのは、古代史ファンとしては胸が痛む。自治体指定文化財でなくても、地域まちづくり会等で大切にされている例も多くあるが・・・。
的(射)の馬場(いのばば)横穴群を後にして、地震の影響はなかったかと井上横穴群を見る。ここで、先に見た横穴墳の名称を知りたくなり、道を引き返し熊本市立図書館に立ち寄り、帰路に就く。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)15km→井上横穴墳群31km→熊本(自宅)
所要時間6時間(実3.5時間) 総計46km 走行累計16,715km