熊本から気ままに山と自転車のブログ

ウォーキング・サイクリング・文化財探訪・山行のこと等を記しています。

井芹川周辺の湧水探訪


井芹川周辺の湧水探訪
2023/7/25(火) 晴

今日は最高気温34°真夏日予報だが、中二日動いていないので暑くなったてしまったが午前11時からポタリングに出る。15時からの降雨予報に、目的地は3~3.5時間限定の湧水池探訪とする。

熊鹿ロードを北へ走り、フードパル方向に曲がり西浦川沿って走る。2km程走ると瑞巌寺公園に到着する。
直ぐに公園案内図(写真1参照)を確認する。「お滝さん」という文字が見えるので、湧水とは限らないが水が流れているのは確かだろうと、園内を散策することにする。


先ずは主施設の地蔵堂(写真2・3参照)に参詣する。


地蔵堂を右に廻ると「御瀧」(写真4参照)の石碑と不動明王像か。写真はないが、その後にパイプで導水された滝がある。


その水源(写真5・6参照)はと、更に上ると水が湧いているらしい洞窟がある。その前に建つ説明板には、「熊本水遺産「瑞巌寺跡」
江戸時代の庭園が残り、豊かな緑と湧き出した清水が相まって、風光明媚の地をなしている瑞巌寺跡は、市指定の名勝・史跡で、瑞巌寺公園はホタルの名所としても知られていることから、平成18年度に熊本水遺産の趣旨にふさわしいものとして登録されています・・・」とある。


洞窟の前の遊歩道は、西方向続いている。少し草深いが道をたどれば、墓石群(写真7・8・9参照)の所に出る。写真1の案内板表示のとおりであれば、光朝墓碑群、牛島家墓碑群、西南役薩軍兵士墓と思うのだが、墓碑の文字を確認してこなかった。


瑞巌寺公園から引き返し、フードパル入口の所から右側の道を辿ると「五丁上古閑の妙見さん」の湧水(写真10・11参照)に着く。妙見信仰と水神信仰とが一体化した呼称と思う。


一旦熊鹿ロードに戻って、太郎迫神社の湧水(写真12・13・14・15参照)に移動する。ここの湧水量は多い。いつも近隣農家のポリタンクを乗せた車が止まっている。湧水箇所は2か所ある。


太郎迫神社を後にして、県道31を経由して井芹川流域の分水嶺を越えて菊池川支流木葉川流域の菱形八幡宮(写真16・17参照)に到着する。由緒書には、「・・・全国四千ある八幡宮の発祥の地が、ここ菱形の池である・・・」とある。


鳥居を潜り石段を上ると、旧植木町指定天然記念物の夫婦杉(写真18参照)を見る。樹齢推定750年と云う。


熊本地震で倒壊していた社殿も立派に再建されている。その社殿の裏側の岸壁に洞窟(写真19・20参照)がある。その奥から水が湧いている。ここにできた池が本来の菱形の池と云う。


この石(写真21参照)は、おそらく岩壁上部より熊本地震で落下したものと思う。以前はこの位置まで神殿があったように思う。今日はここまでとし、帰途に就く。


帰路に菱形集落のなかにある菱形の池(写真22・23参照)を見る。菱形に囲ってある部分は地下からの湧水で澄んでいるが、周りの水は最近の雨で濁っている。東の空に黒い雲が見える。帰路を急ぎ、雨に降られることなく帰宅出来た。


午後14時半に帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)15km→菱形八幡宮11km→熊本(自宅)
総所要時間3.5時間(実2.5時間) 総計26km 走行累計55,357km