熊本から気ままに山と自転車のブログ

ウォーキング・サイクリング・文化財探訪・山行のこと等を記しています。

虚空蔵さん・木瀬遺跡

木瀬遺跡
2021/6/30(水) 曇/晴

天候は晴/曇、出発時気温30°最高気温予報32°、早朝は快晴だったので雲が出始めたのを見て午前10時出発。目的地は、県道37沿いの放牛石仏(地蔵)49・65体目と、合志市上ノ庄の木瀬遺跡としてポタリングに出る。
未だ6月だと云うのに真夏日が続く。本音は家でジーッとしていたいところだが、夏の季節は先が長い、ならば慣れるしかなかろうと距離を短くして出かける。

放牛石仏(地蔵)49体目を後にして、合志市上ノ庄地区に移動する。
上ノ庄公民館前から北の台地へ上がり農道を右折すると、その奥に木瀬遺跡(写真4参照)はある。


現地(写真5参照)は、石柱と説明板のみだが、林の向う側は、谷になっており池もある。谷には、塩浸川(苧扱川:おこぎがわ)がながれており、古代からの遺跡も多く、この時代にあって人力のみで制御できる河川であったと想像する。弥生時代後期であれば、吉野ケ里遺跡に見られるような高地性の環濠集落となったと考える。
時代は下るが、この南側の谷の崖地には、横穴墳墓を利用したと思われる「虚空蔵さん」(下記)が鎮座する。


説明板(写真6参照)には、「木瀬遺跡、時代 弥生時代後期、昭和四十三年三月、発掘調査が行われ五つの住居跡が確認された。周辺には壕も認められ、一つの集落を形成していたことがうかがえる。出土品には、左図のほか、高坏・把手付コップ型土器や石包丁、石斧などがある。特に注目すべきは四号住居跡から「S字文鏡」という径五㎝の青銅製の鏡が出土したことである。」と、ある。


木瀬遺跡を後にして、県道30を西に辿り野々島の交差点角の放牛石仏(地蔵)65体目に移動する。


虚空蔵さん
2017/10/3(火) 晴

午後一番で所用を済ませ、14時から4時間限定でポタリングに出る。
目的地は、竹迫城跡、旧合志町の中心地。
合志市須屋地区から合志台地に上り、直線道路が延びる畑地の中を走る。

豊岡横穴群に続いて、もう一つの合志市指定文化材「虚空蔵さん」(写真9参照)を見る。
羨道があり玄室がある。横穴墳を利用したものように思う。


「虚空蔵さん」菩薩像は、洞窟正面に鎮座する(写真10参照)


説明板(写真11参照)では、戦後、菩薩像が行方不明となり村人は祭りが出来ないので新造した。
その後、不明だった菩薩像が返されて2体となり、さらに信者から1体寄進があり、現在3体の菩薩像があるという。


今日の探訪は、全て合志市文化財の連続となり、歴史の重厚さを感じつつ帰途に就く。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)19km→竹迫城跡18km→熊本(自宅) 所要時間4時間(実3.5時間) 総計37km 走行累計22,262km